卵の摂取によるアナフィラキシーショックの発症
結論から申し上げると、経口免疫療法で少量のオボムコイドを摂取したことによりアナフィラキシーを発症した。とはいえそこまで重度のもの(痙攣、意識混濁等)ではなく、主に消化器と粘膜に作用したようだ。息子の症状は下記の通りである。
- 激しい水下痢
- 嘔吐
- 唇の腫れ
- 口内の痛み
- 腹部の痛み
- 脈の速さ(1分間に148回)
- 不機嫌
- ふらつき
発症までの経緯は?
ここで発症までの経緯を詳しく記載していく。少し長くなるが、参考にして欲しい。
食べてすぐに酷い下痢
600gの牛豚合挽き、ブロッコリー、玉ねぎ、レンコンパウダー、ほうれん草パウダー、パン粉、そして全卵1つを加え、愛情を込めてハンバーグを作った。いつも通り18:30に夕食の時間を設け、雑穀米やジャガイモと一緒に、例の卵入りハンバーグを「おいちーね!ママおいちーよ!」と言いながら食べる天使を眺めていたのだが…
食べ終わってからおよそ30分後、水下痢と未消化の物体がオムツを汚していたのである。これは即時性と呼ばれるアレルギー反応では?と思うも、特に何もできることはないだろうと様子を見ることにした。
するとそのまま下痢が続くこともなく、いつも通り21:00に布団に入ってスヤスヤと眠った。
真夜中に突然の嘔吐下痢
夜中の1:00頃、便の匂いで目が覚めた。眠っていた息子だったが、オムツの中は酷い水下痢で汚れている。急いで変えなくては!と思うも通常のオムツ替えのようにできそうもなかったため、風呂場へ連れて行き流すことに。眠そうにしつつ「おなかいてて」と訴えてきたのが気になる。
サッとシャワーを済ませて服を着て、脱水予防のため水を飲ませる。するとどうだ。胃の内容物をリビングのフローリング一面へと豪快にぶちまけたではないか。
この段階で私は胃腸炎を疑い、家庭内感染の悪夢を思い出すと共に塩素の準備を瞬時に済ませた。しかしタイミングがタイミングなのもあって、アレルギーなのか胃腸炎なのか判断がつかない。それに、アレルギー反応だとしたら即時性のはずであり、今またこうして症状が出るということはアレルギーではないのか?などと、とにかく考えても答えの出ない問答を繰り返した。
一夜明けるも再び酷い嘔吐下痢
ヘトヘトになった母子は明け方に休んだが7:00には下の子に叩き起こされ、いつも通りの朝を迎える。息子もお腹が空いたと騒ぐため、素朴なドロドロおかゆを食べさせた。すると酷い下痢で数回オムツを汚した。まぁ、胃腸炎にしろアレルギーにしろ、原因物質を排除するための反応なんだろうから、出し切るまで様子を見よう…と思っていた矢先、そう、昨日1時間ほどかけて塩素で水拭きまで済ませたフローリングが、またもや息子の吐瀉物で汚れたのである。激しい嘔吐だった。
それからというものの水を飲ませるとすぐ吐くようになってしまった。しかも唇がみるみるうちに赤く腫れ、「くちいてー」と泣き出し、いよいよこれはちょっとおかしいんじゃないかと思い、川崎病でかかっている病院の救急へ電話連絡。そして救急へかかり、息子のこれは「二相性のアレルギー反応、または軽度のアナフィラキシー」と診断されたのである。
二相性とは?
これに関しては、後日別で記事を書くことにする。
やはり免疫がグレていた
数値では1に満たないほどで「全然大丈夫だと思います」なんて言われていたのにも関わらずこれだけの症状が出るということは、やはり息子の免疫システムは一筋縄じゃいかないようだ。息子の免疫に対する憤りは増すばかりである。しっかりしろ!