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アレルギー、発達障害、けいれん重積など、険しい年子育児の記録

アレルギー性紫斑病とは?症状、治療、経過について調べてみた

春先から梅雨頃にかけて、体の弱い子供は体調を崩しやすくなってきます。黄砂などの影響で特にアレルギー性疾患を発症しやすい時期でもあります。

アレルギー疾患の一つ、アレルギー性紫斑病とは一体どんな病気か?調べてみました。

 

 

アレルギー性紫斑病とは?

アレルギー性紫斑病(アレルギーせいしはんびょう)とは、アレルギー性機序により血管が障害を受け、四肢末梢の紫斑を主としたさまざまな症状を呈する疾患である。好発年齢は4 - 7歳であり、男女差はみられない。 別名として、「アナフィラクトイド紫斑病」「血管性紫斑病」「IgA血管炎」「シェーンライン・ヘノッホ紫斑病」(Schönlein-Henoch -)等がある。

アレルギー性紫斑病 - Wikipedia

ウィキペディアにはありましたが、図書館やインターネット上など様々なソースを参照したところ

  • 3〜10歳に多くみられる
  • 男児の方がやや多い傾向にある
  • 小児では最も頻度の高い血管炎
  • 秋から初夏にかけて好発し、夏は少ない
  • 役半数の症例でウイルスや細菌などの先行感染が認められる

…というデータが一番多く認知されおり、信頼できるかなと個人的に思っております。(なにせ原因不明で不可解な部分が多いため、数値が出ていて傾向が判明しているものしか信用のしようがないのです)

 

症状は?

・紫斑

紫斑病の特徴とも言える紫斑ですが、紫斑は血管の炎症による出血痕なので発現も人それぞれで、痣のように広がる場合もあれば発疹のように出てくる場合もあるため、「これが紫斑病の紫斑です!」と言い切れません。

発疹がわずかにもり上がっていること、基本的に下肢に現れること、左右対称なことなどで診断をつけるようです。

 

ウチの場合はこんな感じ。すっごくわかりづらい紫斑だと思います。

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・むくみ

足関節周辺や腹部、内臓のむくみが起こります。稀に上半身や頭部にも局所的に起こる場合もあるようです。腫れに伴う赤みはありません。

 

・関節炎

全ての患者さんに現れるわけではありませんが、およそ2/3の患者さんの足関節を中心に、痛みを伴う腫れを起きる場合もあります。

曲げ伸ばしができず、痛みで立ったり歩いたりすることが困難になります。

 

・腹部の諸症状

約半数の患者さんにみられます。ときに嘔吐を伴う酷い腹痛で、陰嚢や精巣の膨張や痛みと共に出血がみられる場合もあります。また、血便などが出る場合もあります。

 

・腎炎

約半数の患者さんにみられます。血尿が認められたらすぐに医療機関へ駆け込んでください。発症から三ヶ月〜一年後に尿の異常をきたす患者さんも少なくありません。

 

治療方法は?

残念ながら、ありません。軽快するのを安静にして待ちます。

腎炎を併発した場合は入院治療が必要です。また、あまりに関節や腹部などの痛みが強い場合はステロイドや鎮痛などの点滴を行い入院する場合もありますが、ほとんどの場合は自宅で安静に過ごしたり痛み止めを使用したりするなど、対症療法しかできることはありません

 

発症後の注意点について

腎炎は三ヶ月〜一年が経過してから発症する場合もあるため、定期的な診察と尿検査が必要となります。

また、再燃の恐れもあるため、注意深く観察し、次回以降即時対処できるよう準備をしておくと無駄がありません。

なお、慣れていらっしゃる小児科の先生やアレルギーの専門医でもない限り、見抜けないようです。ちゃんとした医院のちゃんとした小児科の先生に診てもらってください。私は虫刺されと言われました(苦笑)